情緒不安定

日記?

ものすごく不謹慎な気もしてしまうが、

「外出を勧められなかったり、何が正しいのかもすらあまり分からなくて、この疫病が去ったところでこの世はどうなるのか」

なんて考えると少しだけこの世の終わりみたいなものを実感させられる。

 

初めはこんな状況を楽しめるわけない、なんて考えていたし、今も外に出れないことが引きこもりですらストレスを感じるようになってきた。

「楽しむことなんて出来ない。」

そのはずなのに、そう考えていたはずなのに、今のこの状況だからこそ外に出て、普段なら見慣れない世界に出会いたい。その世界に立ってみたい。

 

 

 

夜、赤信号、渋谷のスクランブル交差点の中心で、ただ1人自分だけがその場にいる。

 

 

 

エモい。ロマンしかないでは無いか。

想像すると少しだけ、いやかなりかっこいい。

 

そんな世界に出会えそうな気がする。

まぁなんだかんだ人は居ることは居そうだし、車は普通に通っているだろうが。

ただ、見慣れたはずの世界が、いつもと違うように、いつもなら見れなかった美しさに出会えると思うと、この状況でも外に出たくなってしまう気持ちも分かる。

この状況だからこそ、新しいものに出会いたくなる

というよりかは、少しだけこの世界に希望を持ちたいんだと思う。

普段抑えられていた好奇心が、どうしても顕になってしまうんだと思う。

 

まだこの世は頑張れる。だって美しいのだから。

そんな感じ。

 

 

 

 

 

とはいえ流石にそんな馬鹿な真似はしないが。

コロナだなんだで考えていた遠出の計画が全て潰された。

別に、コロナのおかげで助かったことも無いことは無いので責めきれないのだが、休みがあっても結局することが無くなってしまったし、家から出る気が起きないのでブルーな気持ちにさせられる。

元から外に出るのが好きな人間ではないが、こうも外に出れない理由が作られてしまうとそんな人間でも少し憂鬱な気持ちになってしまう。

断る理由に出来るのは本当に、とても有難いのだが。

あるあるなのかどうなのかは知らないけれど、

自分はとくに潔癖症だとかそういう訳でもないのに、何故か過剰に洗いすぎでは?というぐらい手を洗いたくなることがある。

やり始めたのも気付いたのもここ数年の話だけど、こうなってしまったきっかけが全くというほど思い出せない。

調べたら強迫性障害なるものが出てきたけど、そこの例に当てはまるほど酷いものではなかった。

どうでもいいことだけ几帳面な性格だからそれが出てしまっているのか。

それが強いこだわりであるのならば、少し当てはまっているのかもしれない。

 

そんなことを考えながら眠る、12月の終わりが見えてきた朝だった。

昔は好きな人がいたのに、今は好きな人が出来たとしてもどうしていいのか分からなくなる。

以前のことのせいで性行為はともかく、キスすらトラウマになっている自分がいる。

それよりも怖いのが、友人に戻れなくなってしまうこと。

それが本当に怖すぎて、もう誰も好きになってはいけないという気持ちにさせられてしまう。

そもそも性行為がトラウマになっている時点で、もう誰とも上手くいけない気がしてしまう。

数ヶ月前まで夢を見ることが多かった。

どちらかというと、あまり良いとは思えない夢である確率は高かったのだが。

 

今思い返すとあの頃の自分が色々あったのだと思う。

後悔、現状・将来への不安、それらによるストレスが主な原因だったんじゃないかと今なら考えられるが、当時の自分は悪夢を見る理由や原因に想像なんてつかなかった。

 

いや、もしかすると想像はついていたかもしれない。

けれどそんな事実を受け止めきれず、目を逸らし続けていたのかもしれない。

問題から逃げ続けていたのだと思う。

 

今はやるべきことをやり始め、少しずつ前に進んで行こうと努力しているからか悪夢どころか夢すら見ることなく寝ることが増えてきたが。

 

理想の夢も、睡眠時の夢も、見るべきものでは無いのかもしれない。

そんな些細なことでも、自分に負担を与えていたりするのだから。

 

 

小学生の頃はきっと普通に恋愛をして、なりたい職に就けて、20代には結婚して…なんて夢を見ていたと思う。

あの頃は純粋だったから、そんな夢を語れたんだろうなと思うと少し悲しくなってしまう。

現実を知り、現実の闇を知り、そんな夢など昔から努力していないと叶えるのは難しいと。

 

小さい頃に「将来の自分に手紙を書いてみましょう!」なんてあったが、その時の自分が今の自分を見たらどう思うか。

絶対に引いてしまうな、ショックを受けてしまうな、という人生を送ってしまった。

本当に愚かで、悲しいものだ。

 

なるようになれ、でもう解決出来ないのだ。

それが出来たらどんなに苦しまず、生きていくことが出来たか。

正直自分の今の今までの人生は、本当に参考にして欲しくないことがたくさんある。

きっとこれからも増えていってしまう。

今が楽しければそれでいいのかもしれないけれど、もう少し考えるべきな気もしてしまった。

 

遊べるうちに遊んでおくべきなのはまぁ分かるが。

 

 

 

 

現実を知る度に、生きづらい世の中だな、と再確認させられる。

 

タバコを吸い始めた話

タバコを吸い始めた。

とは言っても、吸い始めてから1ヶ月は経つのだが。

 

一年前までは

「タバコの煙は嫌いだ。臭いはキツいし、体にも害がある。吸う人の気持ちなんて分からないし、分かろうとも思わない。」

なんて思っていたのだが。人は一年もあれば考えが変わってしまう生き物らしい。

 

そんな自分が吸い始めたきっかけはありきたりなもので、友人が吸っていたから人付き合い(適当に作った理由ではあるのだが)用に買うか、というもの。

こういう時にタバコが吸いたくなるんだろうな、なんていう状況は自分も何度も遭遇していたし、その度買ってみようかなという好奇心も出ていたのだが、今まで無縁だったものだし知識もなかったので(種類なんて何一つ分からなかった)、また今度でいいやなんて先送りしていた。

 

8月某日、友人たちと遊ぶ予定があった。

その際何度も吸いに行こう、と友人が喫煙室に向かうことがあった。

その時はゲームセンターにいたし、吸っていない自分と未成年の友人たちでゲームをしながら待っていた。

しかし何度もその光景を目にしてしまうと、タバコを吸ってみたい!という好奇心がいつも以上に強くなってしまう。

そしてついに手を出してしまった。

種類は予めこれが欲しい、みたいなのがあったからすぐに言えたのだが、ミリ数なんて知らなかったし適当に小さい数を選んだ。未だにどういうものなのか理解はしていないけれど。

その日は火の付け方が下手くそ、吸い方が下手くそ、と言われたくなかったし、外では吸わない(人付き合い用とは)という自分ルールを作っていたので吸うことは無かった。

 

それから数日、ついに吸う機会が訪れた。

初めて吸った感想は苦いし不味い。それでしかなかった。そして5センチぐらい吸ったところでやめてしまった。

友人はいつもこんなものをあんなに吸っていたのか!と驚きつつ、その日は2本目を吸うことなく、口の中が気持ち悪かったので歯を磨きに行った。

二度と吸うことなんてないかも。無駄な買い物をしてしまった。その日はそう思っていた。

 

それから数日後、突然タバコを吸いたいと思ってしまった。あの不味さを求めている自分がいた。

なぜか苦くて不味いあの感覚を気に入ってしまったのだ。そして火を付け、吸う。

やはり不味い!だが、それがいい

自分でも狂ってしまったな、なんて思ってはいたが、やはりそれがいいのだ。

あとは「なんとなく」で吸うことで安心感を得ていた。

赤子の頃に乳を吸い、指をしゃぶり、ということがあるからなのか、口に入れ何かを吸うというのは安心感を得れるらしい。

まぁ赤子のようにちゅーちゅー吸う訳では無いが。

 

その日から吸うことは多くなった。未だに数は増やしていないが。

 

そして自分はタバコを吸い始めてからあることに気がついた。

 

「タバコから出ている煙は青い」

ということ。

 

不味さにハマり、なんとなくの安心感を得れるから以上に、タバコから出る煙の青さに自分は惹かれていた。

煙を見て綺麗なんて思ったことなんて1度も無かった。吸わなければ知ることも気付くこともなかったのだろう。

それもそのはず、この青い煙はタバコだから出る青い煙(紫煙というらしい)であり、それ以外では見ることが出来ないのだ。(調べた感じではだし、多分なのだが。)

そんなまさかの発見により、自分は今もタバコを吸い続けている。

 

 

今日もぼーっと青い煙を見つつ、タバコを吸うのだろう。