数ヶ月前まで夢を見ることが多かった。
どちらかというと、あまり良いとは思えない夢である確率は高かったのだが。
今思い返すとあの頃の自分が色々あったのだと思う。
後悔、現状・将来への不安、それらによるストレスが主な原因だったんじゃないかと今なら考えられるが、当時の自分は悪夢を見る理由や原因に想像なんてつかなかった。
いや、もしかすると想像はついていたかもしれない。
けれどそんな事実を受け止めきれず、目を逸らし続けていたのかもしれない。
問題から逃げ続けていたのだと思う。
今はやるべきことをやり始め、少しずつ前に進んで行こうと努力しているからか悪夢どころか夢すら見ることなく寝ることが増えてきたが。
理想の夢も、睡眠時の夢も、見るべきものでは無いのかもしれない。
そんな些細なことでも、自分に負担を与えていたりするのだから。
小学生の頃はきっと普通に恋愛をして、なりたい職に就けて、20代には結婚して…なんて夢を見ていたと思う。
あの頃は純粋だったから、そんな夢を語れたんだろうなと思うと少し悲しくなってしまう。
現実を知り、現実の闇を知り、そんな夢など昔から努力していないと叶えるのは難しいと。
小さい頃に「将来の自分に手紙を書いてみましょう!」なんてあったが、その時の自分が今の自分を見たらどう思うか。
絶対に引いてしまうな、ショックを受けてしまうな、という人生を送ってしまった。
本当に愚かで、悲しいものだ。
なるようになれ、でもう解決出来ないのだ。
それが出来たらどんなに苦しまず、生きていくことが出来たか。
正直自分の今の今までの人生は、本当に参考にして欲しくないことがたくさんある。
きっとこれからも増えていってしまう。
今が楽しければそれでいいのかもしれないけれど、もう少し考えるべきな気もしてしまった。
遊べるうちに遊んでおくべきなのはまぁ分かるが。
現実を知る度に、生きづらい世の中だな、と再確認させられる。